紅く染める思い出たち 両手いっぱいにあった思い出も 今は少しずつ 零れ落ちていくだけ 君のこと あの時のこと 少しずつ 思い出せずに失っていく 風に吹かれた砂の山 煽られ 舞い上がる粒達が 今宵の月を紅く染める 血のように この手首の傷のように