Poem


悪魔の恐怖


我が手に染み付く
血生臭いニオイが消えぬ

人間共を殺す度 快感を覚え
更なる欲望のために 我が手は奮え続ける
赤黒く  薄汚く  醜く染まっていく

我が手を見る度
この手で二度と貴女に
触れることさえできないと思い知らされ

この気持ちすら
我が手に奪われやしないかと
恐怖する