Poem


無声の想い


哀しみに暮れ
雫を落とし
声が枯れるまで泣いたカナリア

美しい音は出ないとわかっても
歌い続けることをやめたりしない

醜い歌声でもこの想いが
たったひとり 君に届けばいいと
祈りを込めて