Poem


狭い空の下


照らす太陽は
裏から見ればただの張りぼて

地面に接着され
ベルトコンベアのように人は流れて歩く

見上げればビルが立ち並び
茶色の空が僕らを縛る

行き交う人すべてに笑みは消え
疲れても なお腰を下ろすことは許されない

今の世界はそんな感じ